2009/03/12能登線廃駅巡りの旅part2

比良より先鵜川までは

この県道32号で行くことになるのだが、この32号線というのが曲者である。
見てのとおり複雑な海岸線に沿うようにして伸びているので線形は非常によろしくない。だがそれだけではない。
廃線が決まってから代替機関としてバスが走ることになったのだが、



そのままでは狭すぎてバスが通れない。


一部を広げて通れるようにしたが、




それでも中型バスでぶつかるかぶつからないかといった幅でしか拡張できていないところだらけなのである。



当時ニュースでも走行試験の様子見てましたがハラハラもんでした。



ナビで鹿波駅の場所を確認し、ルートを決める。県道から1キロ近く離れているように思える。
県道からどうやって入っていくか。


ここはナビに道が書かれており難なく駅に到着することができた。
この時点で9時過ぎ。



周りは山しかなく、民家からも離れている。
利用していた人は

ここにチャリを停め、



坂を上り



ホームへと足を運んでいたのでしょう。




そして、飲み物を買ってのどを潤し汽車を待ったのでしょうか。




ここでふと気づいた。やけにバラストが薄い。しかも散乱している。





なぜか駅周辺のバラストがごっそりと削り取られておりました。



橋の上は当然渡れないようになっています。


そして立ち入り禁止区域をうまくかわして反対側へ。
そばに道が走っていて、藪をかきわければすぐに入れます。

下草がものすごいことになっていて何度かコケそうになりました。



次は特急の停車した駅、甲(かぶと)駅。

民家もすぐ近くにあり、開けたところにある駅でした。


駐輪場にはこのようなものが。

とられたまんま放置されちゃってました。




駅舎内は当然のことながら施錠されており入れませんでした。


ガラス越しにのぞくと

券売機残ってるーーーーーーーーーーーーーー!!!!!


すでに撤去されてしまったものだとばかり思っていましたが、撤去するにも費用がかかるから放置してあるんでしょうね。




さすがかつて特急も停車していただけのことはあり、広いです。
part1の比良駅も列車交換可能な駅でしたが、まるで広さが違って見えます。



ホームは当然草ボーボー。
でもまだ状態はいいほうなのだろうか・・・



かつてはここに駅名がかかれていたのでしょうか




出発反応標識が残っていたのでちょっとかっこよく撮影してみました。




駅の事務所をガラス越しに覗いてみると、

このような貴重な資料を見ることができました。



あと、駅のすぐ脇に地蔵がいたのでこの旅の無事を祈っておきました。
甲駅出発1003



次回予告
能登線利用者の思いが聞こえたような気がする。
そしてどこだここは??
どこから入っていけばいいんだ??


次回part3 中波駅〜古君駅


*おことわり*
part1においてpart2は鹿波駅〜古君駅としましたが、写真の掲載点数を考えまして、甲駅までといたしました。
尚、道中の写真はございません。
厳しい時間制限の中での撮影でしたので停車しての撮影はできませんでした。